歴史

キャットフードと毛並みの関係

猫を毎日観察していると、毛並みが良い時と悪い時があります。
毛並みは猫の体調を診る上でも非常に重要なポイントとなりますが、食事であるキャットフードと毛並みは関係があるのでしょうか。
ここではキャットフードと毛並み・皮膚の関係について探っていきます。

人間も病気になれば肌色が悪くなり、肌荒れも起こすように、猫の健康状態も毛並みを見ればある程度分かります。
猫の健康を維持するのは毎日の食事です。
体は食べ物からつくられ、何も食べなければ猫は死んでしまいます。
内臓系の病気があれば猫の皮膚に現れ、必然的に毛並みは悪くなります。
その他にも歯周病などの口の中に病気があれば毛並みが悪くなると言われています。

もちろん、人間と同じく老猫になれば皮膚も毛も老化して毛並みが悪くなります。
見た目で痩せてきた、太ってきた時には病気のサインを出していることになりますが、毛並みの悪さも病気のサインとなります。
毛並みが悪い原因は、猫がグルーミングをしていないことがあり、そのような時は体調が悪い時です。
体調が悪い時には病気になっている可能性が高いので、すぐに病院に連れていき、診察を受けさせましょう。

毛並みだけに限って考えれば、猫の毛並みに関係する栄養素にはビタミンAやたんぱく質やアラキドン酸があります。
この中ではアラキドン酸という言葉を聞いたことがない人も多いでしょうが、これは必須脂肪酸で、もともと猫の体内にある成分です。
この成分が不足することで、被毛が乾燥しやすくなり毛並みも悪くなります。

したがって猫の毛並みを良くするためには、アラキドン酸やビタミンAや高タンパク質の食事を与えることが有効で、油分が含まれているキャットフードを選ぶことも重要です。
食事と同時にブラッシングをしてあげることで、猫ちゃんの毛には艶がでてきます。

このように猫の毛並みは病気になると悪くなりますが、意識的に毛並みに関係する成分を与えることで、毛並みを良くすることができます。
ブラッシングをすることも、毛に艶を出すことになります。